弊社では主に下記の三魚種を加工しております
初春の時期に黒潮に乗り、エサを求めて東シナ海より日本列島沖を北上してきます。春になると抱卵しはじめ、オスは白子、メスは卵子に栄養を蓄える為にエサを爆食します。身質も締まり、色艶も良くなる時期のサバを「春サバ」と言い、水揚げの吉報が入ると繁忙期の突入となります。取れるダシは、青魚の脂から放たれるさわやかな香りと濃厚な甘さ、コク、旨味を持っています。また、ウルメイワシ節やソウダカツオ節、鰹節から取れるダシと混合しても相性が良く、温つゆ系のうどんやそばをはじめ、ラーメンやみそ汁などに使われます。カビを付けたサバは関東方面の食文化に多く用いられており、カビが付いていないサバは関西方面の食文化に多用されています。
2月頃に日本列島全域に現れる魚で、カツオの代用品として扱われています。通称を「メチカ」と言い、目の距離が近い魚です。
魚種は、マルソウダとヒラソウダがあり、どちらもダシ原料となります。濃厚な味わいと濃い色合いが出る事から、サバとブレンドして、うどんやそばのつゆにされます。サバ同様にカビを付けたソウダカツオは関東方面、カビが付いていないソウダカツオは関西方面の食文化に多用されています。
11月~2月にかけて、サバよりも先に黒潮に乗って日本列島沖を北上する魚です。干物で有名な「クサヤ」の原料となる魚として有名で、身質はサバより少々堅め、刺身で食べると最高に美味しい魚です。魚種は、赤ムロ・青ムロ・銀ムロとあり、節にすると、全種ダシ原料になります。主に中部地方の食文化に用いられており、青魚のすっきりした味の出るダシとして好まれています。